技術書の収集がストレス発散になっている。
ほとんど積ん読になっているが、読み切った本や虫食いした本をまとめていくつもりだと書いた。
まとめていくにあたっては、特に計画性もなかったが、
Dr. STONEにはまったことを思い出した。
2019年、
アニメから入って、単行本をKindleした。
ぜひ読んでほしい。
劇中で主人公が大規模な科学技術プロジェクトをスタートする際に、
最終的な成果物を得るまでのロードマップが掲げられるのだが、
科学技術の発展が概観できて、非常にワクワクした。
ちょっと前、
声楽家・俳優・モデル・ライターの山野靖博氏が、ある日こんなつぶやきをしていた。
正しく、素直に、誠実に、
— 山野靖博 (@YasuhiroYamano) 2018年8月5日
巨人の方に乗る。
どこへ向かえばいいのか|
山野 靖博(ぷりっつさん) @YasuhiroYamano|note(ノート) https://t.co/dJckGzAODN
このツイートで「Google Scholar」を思い出した。
もっと前、
在学中に「Google Scholar」の存在を研究室で教わった。
「Google Scholar(グーグル・スカラー)は、ウェブ検索サイトのGoogleの提供する検索サービスの一つ。主に学術用途での検索を対象としており、論文、学術誌、出版物の全文やメタデータにアクセスできる。」
当時からトップページの下方によくわからない言葉が書かれていたのが不思議だったけれども、Googleのスマートでクールなシャレオツデザインの一部だと、あまり気に留めていなかった。
今日、
Dr. STONEを思い出し、
ついで、技術書を収集していた目的の一つを思い出した。
勤め先ではオームの法則ばっかり使っていて、
つまり目の前の仕事を終わらせるために、電気・電子技術を取り扱う技術書を漁っていた。
一方で、せっかくそれなりに時間をかけて学んだことだし、Dr. STONEに倣って、人類の発展という少し大きな枠組みで、ある程度は情報処理技術の発達過程とコアな技術のつながりについて知りたいと思った。
とはいえ、ゲーム作れるようになってみたいという高校生の気まぐれから手を付けた情報処理技術は、なんだかんだ言って、人類の最先端を担う技術の結晶である。
技術書を収集し始めて、この巨人の大きさをようやく理解しつつある。
とんでもなくでかい。
細部まで調べ出したらきりがない。
まずは大きく距離を取って、遠巻きに巨人を見る。
巨人が地平線に見えるくらいにまで離れる。
そこから望遠鏡で、頭の先からつま先まで、何がくっついてできているのか、観察していくことにする。
ついては、以下、SES事業を展開している株式会社メイプルシステムズ代表取締役望月祐介氏のつぶやき。
基本情報と応用の資格取ってるなら、中卒であっても大卒と変わらない評価で採用する。情報系大学で学ぶことの殆どは基本情報の範囲と被ってるからね。大学は勉強やバイトしたり、恋愛したり、お酒飲んでみたり、楽しいことはたくさんあるけど、絶対に行ってないといけないわけじゃないからね。
— Motcii (もっち〜) @ 社労士試験に合格するまでゲームは封印しているエンジニア社長 (@maple_no_motcii) 2021年2月22日
3年、4年で学ぶような実験系は大学ならではかなと思いますが、1年、2年で学ぶことは基本情報技術者レベルでしたね。20年前は。
— Motcii (もっち〜) @ 社労士試験に合格するまでゲームは封印しているエンジニア社長 (@maple_no_motcii) 2021年2月22日
ただ思うのが採用側が当時何をしていたのかで見るわけなので、いまの学生は何してるのかなんて見てないかもしれないですね。今のカリキュラムなんて知らないでしょ?
というわけで、まずは巨人の存在について、この本。
私の学生生活のうち、情報処理エンジニアとして飯を食っていくための知識は、この一冊にまとめられているといって良いらしい。実際そう思う。
巨人ってどんなのなのか、姿形のイメージはしにくいけど、文献には記録がある、みたいな。巨人ってホントにいるんだ、的な。
これを出発点として、書いていくことにしよう。そういうことにしよう。
巨人のパワーを手っ取り早く感じるには、何はともあれパソコンを触ってみて、何か作ればよい。
Scratch - Imagine, Program, Share
一般社団法人Kids Code Club キッズコードクラブ | テクノロジー学習をすべての子どもたちに
こういう初学者・子供の学習環境もごりごり醸成されつつある。
こんなに簡単にコンピュータを動かせるのってすごい。
それも無償で。ほんとすごい。
携わる技術者達の愛を感じる。
この類の愛は、技術書の記述にも感じられる。
名著と評される技術書は、愛を感じる記述に満ちているように思う。
これだから技術書収集はやめられない。