関係性オタクについて
「みんな」が仲良くやっているのを眺めていたいということなのよ。
もちろん推しありきよ。
だからどの箱にも1人は推しがいるのよ。
もちろんその推し1人でもいいのよ。
でもそれだけだと味気ないじゃない。人間的に。
VTuberは2.49次元なので人間的に。
推しが他人と仲良くやっているのは安心するのよ。
ああ人間やってんな的な。
自分のことは棚上げできるのがいいんだ。
推しが代わりに人間やってくれてるんだ。
「みんな」とわいわいやって楽しくしてくれていれば満足じゃないか。
人付き合いって難しいじゃない。
番組にもよりけりだがテレビに出てるような人もそうだけど、配信者界隈の人たちを尊敬する。
初対面で仲良くやれて、それがエンタメになるって何?
(前世からの絆が~とかは今どうでもいいんだそんな話はしない)
インプロの類はアレだけど、演劇ってまず事前に打ち合わせをするじゃん。
演劇が何を見せるのかってのはそれはそれで話題なんだが、
今取り上げたいのは、人と人が初めて出会ってから、距離感を測り合いつつ、お互いに居心地のいい場所を見つけていく過程をあらかたエンタメにするって何?ってこと。
私とあなたの関係ってああでこうでそうでと事前に打ち合わせをした人間の関係を見せていくってことと、
もはやその打ち合わせをインターネットに垂れ流しちゃおうぜみたいな取り組みってちょっと想像がつかない。
新しく出会う人との関係構築の過程って、するする馬が合うこともあるけど、やっぱり失敗して失敗されてってないわけないじゃん。
で、その失敗した失敗されたときって、構築しようとしてるその関係が重要じゃない場合には離れておしまいにしがち。重要だとしても、失敗が起こったときに、それをストリームとして垂れ流すどころか秘匿しがち。
内向的だから社交的な人がやってることが理解できないってことやね。
だからこそネットが生息地の人に向けたエンタメとして成立しているということでもあるんだね。
配信業のくくりでいえば、もちろん別に他人とのシナジーを高めることがすべてではないけど、登録者とか、再生数とか、数字を追いかける上では欠かせないじゃん。
ニコ生黎明期にもVTuber黎明期にも、少人数の界隈の中でコラボにコラボが重ねられて知名度を上げてってくだりをやっていった人たちがいるから今の規模があるわけで。会社として立ち上がって、投資家の金が業界に流れてきたから、今まで見れなかった派手な3Dライブが見れるようになってきたわけじゃん。
活動開始からずいぶん業界が膨らんだ今に至るまで、登録者が2次関数的に伸びてるとか、同接が少なくなったとか、個人個人で状況は違っているけれど、黎明期勢はやっぱりリスペクトしているのよ。
関係性オタクできるのもそうやって知名度上げる時期があったからこそだもの。
VTuber同士のかかわりがなきゃ関係性もクソもないもの。
だから黎明期勢が居なくなるのは、どんなに追っていないVだったとしても痛いのよ。
寂しいのよ。黎明期勢は活動も長いし、背負ってる関係性も多いから、推しとの触れ合いをたいてい1回は見てるのよ。関係性オタク的にはもう欠かせないピースになるのよ。
で、まずちーさんの話になるけど、ちーさんの卒業もめっちゃ痛いじゃん。
虹1期なんて委員長と一緒に箱が沈むまでいるもんだと思ってたし。
受け入れられないのよ。今もまだ受け入れてないのよ。
でもちーさんはそれなりに時間をくれたじゃない。
前向きな理由だって言ってくれたじゃない。それならもうあとはこっちで覚悟決めるだけじゃん。
次の場所でうまくやれるように祈るだけじゃん。お別れ会じゃないけど1期コラボもやってくれるじゃん。
そういうのがあってゆっくり呑み込んでいけるわけじゃん。
で、よっさんの話。
本当に申し訳ありませんでしたって。
もう会えませんって文面で終わりじゃん。
16:00とかの発表を17:00の、仕事が終わってさあ配信見るやで誰がやるんかなってタイミングで見つけるじゃん。
悪夢以外の何物でもない。
今日作られる関係性を楽しみにしていた矢先に冷や水をぶっかけられるかんじよ。
痛すぎる。
し、飲み込めない。口にヘドロをぎゅーぎゅー押し込まれる気分ですよ。
呆然としていぬいのスプラ見れないし、みこめっととしらかみのコラボ見れなかったわ。
なぜ?ばかり探していた。
飛び交う憶測の中から自分を納得させるに足る経緯を想像で補うしかないじゃん。そうしないと飲み込めないもの。インサイダー取引はVTuberのターゲット層にほどほどに響くいい材料だね。活用します。完全に憶測なんだけどね。でも、その材料で補完しなきゃ。意味わからんから。
前日の配信の最後にまたねって言ってたじゃん。はい今日から会えませんって。意味わからんから。
補完しなきゃどうやって飲み込むのよ。
失敗したんだってことだけじゃんわかるのは。でも失敗なんて誰でもするじゃん。いつでもするじゃん。
1つのミスで何もかもがパアになるって確かにあるよ。でも、そういうのって振り返るじゃん。
なんで失敗したんだっけ。次失敗しないにはどうすればいいんだっけって。で、これを繰り返してきたから人間ってここまでできるようになったんじゃん。
1回失敗しましたはいもう会えませんって。集中治療室とか山岳地帯とか高所作業とか化学工場とかじゃん。
結構あるじゃん。
配信業ってそういう位置づけだって認識しろってことか。
より配信が輝いて見えるよ。
もう泣けてくるよ。
奇跡ですよ。
誹謗中傷コメントに囲まれつつ、VTuberの世界にいながら現実的な制約を潜り抜けて生放送でしゃべり続けてるの奇跡ですよ。
つらい。ただただつらい。特にホロはどこか安心してたところがさらにつらい。
ホロ特有のスクラム感を感じていて。そういうのって船長はじめ、シナジー高めていこうって活動がホロメン主催でコラボなり大会なりで醸成されてると思うんだけど。
ホロ0期はもちろん黎明期勢だし安定感あるけど本当に初期の個の時代を、0から1を作る時代を駆け抜けてきているから。やっぱり1期と比べると同期感はアーカイブ的にも薄いっちゃあ薄いよね。
一方で、1期はやっぱりフブキングを背骨にまつりちゃんなんかも炎上すれすれのコラボや同期コラボで知名度とシナジーを上げていってくれて、結果的には業界を網目にしてくれたというか、1から10をやってくれた世代だと思うのね。振り返ってみれば。
そんな1期の集まりによっさんがもういないって。信じられない。
正直次のホストワ回あると思ってました。
よっさんとおかにゃんとルイ姉とが集まってくれると思ってました。
青君が増えそうでもある。
無念です。
VTuberに出会ってから、離別の苦しみは時間でしか解決し得ないことを思い知らされ続け、
また、絶対に推しは推せるときに推さなくてはならない。
2月末にはよっさんのアーカイブも非公開になるらしい。
何故だ。つらい。やめてくれないか。いいじゃないか残していたって。
本人の希望であれば致し方ないが。
呆然とサムネを眺めてしまった。
なぜ消す必要があるんだ。
長い時間をかけて作り上げたコンテンツじゃないか。
お知らせ前日の配信がトラウマになるかぷ民もいるんじゃないか。
心の内を想像するだけで胸がいっぱいになってなにも手につかない。
どうか安静にしてほしい。
飲み込めはしないが、感謝しきれない。
ありがとうとお疲れ様でいっぱいだ。
これから歩む道に幸多からんことを祈ります。
疲れてきた。
ようやく寝れそう。
今日のところは。