ふらふら生きつつふらふら書く

情報処理技術、演劇、仕事、生活、他諸々、頭の中を整理するために書き出します。

よそはよそ、うちはうち。

田舎でキーボードをたたく一奴隷からのお願い事でございます。
お金が出せないなら、コンピュータを使おうとお考えになるのはおやめくださいまし。
コンピュータはまだまだお金がかかるのでございます。
お金が出せないなら、コンピュータに高望みしないでくださいまし。
コンピュータに仕事をさせるのは、まだまだ手間がかかるのでございます。
お金が出せないなら、コンピュータに合わせてご自分の作業を変えてくださいまし。
コンピュータの動きを変えるのは、あなた様ご自身がお変わりになるよりずっと難しいのでございます。
そんな程度かとお思いになるならそう思ってもらっても結構でございます。
より素晴らしい能力を持ったお人に声をかけてみてくださいまし。
田舎の仕事は、そんなお人の興味の対象にないから、田舎の仕事なのだと存じます。
人がいないというのは、あるところで息がしやすいですが、一方でまったく深刻な問題だと思います。


始めちゃったね。
そんなに戦いたきゃ自分でやれば?
ママによく頑張りましたって言ってもらえれば満足なの?
なにからなにまで馬鹿馬鹿しい。
権力なんてまやかしで気が狂った一部の人間に付き合わされてあっけなく死ぬ人々がいるという事実を、
なぜこうも簡単に、
こうもあっさりと、受け入れられなければならないのか。
ニューステロップで流される死者数が一体何を意味しているのか、もう感覚が壊れてしまっている。
虐殺があっただの、わたしたちは攻撃してないだの、自殺行為をしているだの、知ったことじゃないが、
人殺しをしなきゃ気が済まない連中がいることは確かで、
そういう殺したがりで集まって北極なり南極なりへ行って、好きなだけ銃を向け合えばいい。
オリンピックみたいに定期的にやればいいんじゃないの?
人間は協調できるってところだけがピックアップされがちで、それが気に食わない人もいるでしょ?
そういう人たちで集まって、好き勝手にすればいいじゃん。
死にたくない人を巻き込むなって話じゃん。
一部の支配者層とやらをみんな最前線へ突っ込めよ。好きに殺し合ってくれ。
まったくもって馬鹿馬鹿しいよ。

遠巻きに眺めるだけでいられるなんて、どんなに気楽だろう。どんなに無責任でいられることか。
この辺りは、自分もさして変わらない。ニュースを見て気分が悪くなろうが、何ができるわけでもなし。
かといって口をつぐんでいればそのうち自分がまきこまれる羽目になるんだから、たまったもんじゃないよとは言っておきたい。
しかし最も聞いてほしい狂人たちに声は届かない。
人間は動物であり、野性であることを思い出し、日々、時間に追われつつ、電話に煽られつつも、
努めて理性的であろうと、懸命にキーボードをたたく自分のあほくささが際立って甚だしい。

とっととやめろ。今すぐ。周りの人間も、いつまで痴呆老人に付き合うつもりなんだ。
無駄に長生きするもんじゃないと、いい反面教師だ。原子力発電所を攻撃するなんてのは、きちがいがやることだろ。

 

※以下、Fateのネタバレを含みます。ご注意ください。

 

衛宮切嗣の気持ちが、より多くの人に分かち合える機会になってしまいました。
作中で彼は、正義を実行するために人殺しをし続けます。より多くの命が助かるならと、友人も実父も育ての母も殺します。
聖杯の存在を知り、万能の願望器に世界平和という理想郷を夢見て、手段を選ばず、容赦なく、そうしてついに最終決戦に挑みます。
言峰との殺し合いの中で、切嗣は聖杯に触れ、万能の願望器がいかにして切嗣の理想を実現するかを精神世界の中で悟ります。
どうやら聖杯は、切嗣がいままで理想のためにやってきたことを、そのまま実行するだけでした。
切嗣は、どんな人間だろうと、命の重みを等しくとらえ、より多くの人間が助かるように、少数の人間の切り捨ててきました。
それこそが正義だと信じていたのです。
これは生き残った人間を天秤に乗せ続ける行為に等しく、結局、最後の1人になるまで、殺し合いが起きなくなるまで、人を殺し続けるという手段です。
万能の願望器は、願いを持った人間が想像できることを世界規模で実行に移すだけの道具だったのです。
切嗣は、聖杯が自分の期待していたような、何もかもをよろしくやって首尾よく決着をつけてくれる都合の良い道具ではなかったことに愕然とします。
そして、祖国の救済を夢見て聖杯を渇望していたセイバーに、令呪という強制力でもって無理矢理、聖杯を破壊させます。
このシーンがどんなに残酷で、カタストロフ満載の瞬間なのかということを、ぜひfate/zeroを視聴してご確認いただきたい。
スペクタクル溢れる瞬間にも関わらず、ネガティブな意味でのエクスタシーがあって、全く爽快感がありません。
かならずやあなたのアグリーを勝ち取り、ニーズを満たし、豊かな人生にコミットするでしょう。


一部の支配者層がいなくなってしまえばよいのにという発想に、fate/zeroはブレーキをかけてくれます。
それは、本質的な解決にならないどころか、結果的に自らの首を絞める行為だということを、切嗣は身をもって教えてくれました。

 

...ではどうすればよいのでしょう。傍観者にはどんな手段があるでしょうか。
最終回を目前に控えて、タコピーの原罪から目が離せません。

ハイパーインフレーションもこれからの展開を楽しみにしています。